日本人未帰還兵のドキュメンタリー映画『花と兵隊』間もなく公開!
date: 2009.08.05
modified: 2010.12.14
タイ・ビルマ(現・ミャンマー)国境付近で、終戦を迎えた後も現地に留まった6名の元日本兵たちを追ったドキュメンタリー映画『花と兵隊』がいよいよ8月8日から公開です!
©2009 Yojyu Matsubayashi
2005年から3年に及ぶ長期取材で、6名のうち2名が取材中に他界してしまうという、まさに未帰還兵たちの現代日本への遺言とも言うべき貴重な証言を記録した映画です。穏やかに老後を迎える元日本兵たちの平和な日常のなかに潜む、壮絶な戦争の記憶・・・。ナレーションや字幕などの脚色もないまま語られる真実には今までにない衝撃を受けます。
今回が初の監督作品で、撮影当時はなんと20代だった松林要樹監督。ディーマークマガジン8月号の巻頭インタビューで監督に語ってもらっていますので、ぜひご覧になって下さい!『彼らはなぜ還らなかったのか?』そして、タイトルにもあるように『彼らにとって“花”とは?』。松林監督が投げかけるテーマの深さを楽しみながら見て欲しい作品です。
『花と兵隊』
8月8日より、シアター・イメージフォーラム他にて公開!
生きるとは?家族とは?そして、戦争とは何か?
あなたには、いま、伝えておきたい――
2009/106分/配給:安岡フィルムズ
監督:松林要樹
公式HP:http://www.hanatoheitai.jp/
監督ブログ『還らなかった日本兵』:http://d.hatena.ne.jp/motokiM/
2009年8月8日(土)~@渋谷シアター・イメージフォーラム
10:15/12:30/14:45/17:00/19:15
※初日は初回上映後と2回目上映前に監督の舞台挨拶を予定しています。